花沢歯科・矯正歯科

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歯周病を治す③

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院長の花沢です。

はぐきの病気、歯周病のお話の第3話です。

前回は時として虫歯よりたちの悪い歯周病、
気づいた時にはかなりこじれた状態に。
というお話でした。
今回は歯周病が重症になってしまった場合と、抜歯との関係、虫歯の場合と比べてどうか。
というところです

2018年に発表された論文で、
一般社団法人上伊那歯科医師会
東京医科歯科大学(TMDU)の花田らがおこなった研究があります。
(花田隆周.長野県上伊那地区における永久歯の抜歯原因調査.日歯保存誌 61(3):163~170,2018)

長野県の804人を対象とした調査で歯を抜くことになってしまった原因を探ったものです。
結論としては、
抜歯の原因ランキング

1位 歯周病 26%

2位 親知らず 23%

3位 根っこの病気 21%

4位 歯の根っこが折れた 20%

5位 虫歯 9%

年齢によって原因の順位や割合が違ってくるのですが、
トータルで見ると歯周病は虫歯と比較し、
歯を抜かなければいけないという結末に繋がりやすいと言えるのではないかと
思います。

そうなってしまう理由を考えると

歯周病の方が
重症化するまで痛みを感じづらくて、目で見ても気づかない。

虫歯は歯を壊すが、プラスチックや金属セラミックなどで修復できることが多い。
それに対し歯周病は歯の周りの骨を破壊するが、失った骨を修復させるためには
重症な場合、体の他の部分の骨を移植したり、人工骨を使ったり
”手術”が必要になる。さらに完全に元には戻らないことが多い。

など、重症化するまで気づきづらく、治療も難しいという
ことが挙げられます。

厄介ですね。

論文は結論として
「口腔内清掃状態はう蝕や慢性歯周炎による抜歯と関連があり,良好な
場合は抜歯のリスクが低いこと」
と述べています。

つまり
・日々の歯ブラシと、それが正しい方法なのか定期的に
歯医者さんで確認をすること
・歯ブラシでは落とせない汚れがあるので、定期的に
プロフェッショナルクリーニングを受けること(PMTC)
・万が一歯周病になってしまっている場合でも早期に発見し
抜歯になる前に食い止めるための定期検診

その3点を行うことで、
歯周病から歯を守れる可能性が大いにアップします。

湘南エリアの予防・歯周病対策・メンテナンスは花沢歯科医院
CT検査・顕微鏡・マイクロスコープによる徹底的に歯を残す治療を
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虫歯治療、歯周病治療、顕微鏡治療からインプラント・入れ歯まで
口腔全体を見据えた診療を専門とする院長の連携診療。
担当衛生士と歯科医師が協力して、予防歯科・歯周病治療を進めて行きます。
細菌検査・唾液検査・各種検査を元に現状をしっかり把握し適切な治療計画を立案
丁寧にカウンセリングいたします。

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があふれる藤沢へ 湘南エリア 日本へ”

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