花沢歯科・矯正歯科

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子供の矯正治療①

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今回から子供の矯正治療についてお話ししたいとおもいます。

連載形式になります(笑)

子供の矯正治療について患者様からよく聞かれること…
いつから始めるべきか??
大人になってからでもいい??
費用は??期間は??
どんな装置使う??
痛い?
うちの子、ちゃんと通えるかしら…?
そもそも必要??
などなど様々です。
何回かに分けてご説明していけたらと思います。

まず大人の矯正との違いですが
ここでいう子供と大人の違い(境目)は
①「~乳歯と永久歯の混合歯列」か「永久歯列完成後~」か
②骨格的な成長発育が残っているか終了しているか
です。
混合歯列期とは 6歳頃から12歳頃で、すなわち骨格的な成長発育が著しい時期です。
この時期に行う矯正治療は歯並びだけでなく、骨格的なバランスの問題についてもさまざまなアプローチができます。
骨格的なアンバランスの例としては
反対咬合(受け口)

上顎前突(出っ歯)

がよく挙げられます(病名の分類ではもっとたくさんあります)
歯並びとは上あご、下あごの上にそれぞれ並びます。上あごと下あごの位置関係にズレがあるとその上に並ぶ歯もキレイに咬めません。咬めないと歯は機能しません。機能しない歯がたくさんあるとその分、他の使える歯たちの負担が増えます。
そのまま成長が終了して、歯が並ぶ土台となる上あご、下あごの位置関係に問題がある状態から、いざ矯正治療!となっても、手術の併用が必要になったり、治療は困難になります。

成長発育がある小児期に小さい下あごの成長を誘導したりすることでバランスを整えることが望ましいです。
もちろん、全ての患者様、症例において同じような結果は出ませんが、早めに治すことで、永久歯列完成後の仕上げも期間が短くなる傾向があります。
☆受け口になっている…
☆著しい出っ歯傾向(指しゃぶりもやめられない)…
☆正面から見るとあごが曲がってる…
などの所見がある場合は早めに矯正専門の歯科医師を受診しましょう。

また、混合歯列期とは永久歯がニョキニョキと生え変わっていく時期です。お父さん、お母さんが矯正した方がいいのでは??と1番思うのはこの時期で、生えてきた永久歯が裏側から…場所が足りずどう見ても並ばなそう…という相談です。
次回は生え変わりと子供の矯正治療のタイミングについてお話しさせていただきます。