花沢歯科・矯正歯科

歯の根の治療(根管治療)

Root canal treatment

歯の根の治療(根管治療)Root canal treatment

根の治療は次のような時に、
必要になることがあります

  • 歯の内部にばい菌が入り感染を起こしてしまっている。
  • むし歯が深くて神経を取らなければいけない。
  • 歯の根っこの先が膿んで腫れてる。
  • 歯ぐきに口内炎のようなものができて治らない。
  • 歯ぐきにおできができて膿が出る。

歯は卵のような構造をしています。
根の治療を卵に例えるならば、殻の中に(歯の中に)ばい菌が入ると、中で白身と黄身が腐ってしまいます。(神経が腐ってしまいます)
そうすると中でばい菌はどんどん増えて一つの小さな穴から外に出ようとします。
穴の外では体の免疫細胞が待ち構えていて戦いが始まります。(炎症が起こります)

殻の中を綺麗にお掃除して戦いをストップさせ、卵の中身に詰め物をして穴にしっかりふたをしてあげるのが根管治療です。

顕微鏡治療のおすすめ

  • 肉眼

    歯の内部は暗くて狭いため肉眼で治療行うのには限界があります。

  • 20倍

    従来の手探りの治療法では、どうしても取りきれない汚れがあります。

  • 20倍

    また肉眼では見つけられない。くぼみや亀裂・隠れた根っこがあります。

マイクロスコープ

汚れを残したまま、蓋をしてしまうと、将来的に再発してしまうリスクが高まります。
歯を長持ちさせるためには、徹底的に歯の内部を綺麗にすることが大事です。

当院ではマイクロスコープ及びCT検査を用いて徹底的に内部を清掃する「精密根管治療」をおすすめしています。

症例

症例1
年齢・性別 年齢17歳 女性
状態(主訴) 下前歯と歯茎が痛み腫れが出てきた
歯科的所見 下の前歯近辺、頬側の歯肉の腫れ。右下中切歯の神経の反応がない。
レントゲン所見 下前歯4本分にわたる大きな炎症像
治療内容 感染根管治療。神経が失われ、内部が細菌感染をおこした歯に対し内部の清掃、消毒をおこなった。
治療にあたっては術中の再感染を防ぐ為と患者の安全のためにラバーダムを設置し、CTレントゲン分析、マイクロスコープによる高倍率の視野確保を行いながら非外科的に処置をおこなった。
治療に際しては歯質の保存と審美的な要素も加味し、最小限の領域で歯の裏側内に切削を行った。
治療については1ヶ月。経過を3年間にわたって観察し、治癒傾向が明確に確認できたため、コンポジットレジンを審美的に充填し治療を終了した。
通院期間 治療期間1ヶ月 回数:3回
経過確認と仕上げの充填 治療から3ヶ月後 10ヶ月後 3年後 計4回
治療にかかった費用 ¥20,000(健康保険内)
考えられるリスク・副作用
  • 根管治療の成功率は100%ではありません。しかし、外科的歯内療法を対応策として行うとこで治癒の可能性が上がります。
  • 歯牙が歯根破折を起こしている場合抜歯の適応となる場合があります。
  • さまざまの原因により抜歯適応の歯牙の場合、根管治療を適応でない場合があります。

*この症例は患者様の許可を得て掲載しています。

step1.初診時レントゲン
初診時レントゲン

治療開始

治療開始
step2.治療2回目
充填剤試適レントゲン
治療2回目充填剤試適レントゲン
step3.3ヶ月後
3ヶ月後
step4.10ヶ月後
10ヶ月後
10ヶ月後10ヶ月後10ヶ月後10ヶ月後
step5.3年後
3年後

3年後充填

3年後充填
step6.コンポジットレジン仕上げ
コンポジットレジン仕上げコンポジットレジン仕上げ