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院長の花沢です。
タイトルについて、
歯を抜かなければいけなくなる主な原因はなんでしょうか?
虫歯?歯周病?自然脱落?
少し前のデータになるのですが、
2018年11月に報告された 公益財団法人 8020推進財団の
「第2回永久歯の抜歯原因調査」という報告書があります。1)
2018年6月4日から6月10日の1週間で行われた抜歯処置について、
全国の2345人の歯科医師への質問とその回答から
6451人の抜歯処置を受けた患者さんについて、集計、分析を行ったものです。
結果、1位歯周病37.1%
2位虫歯29.2%
3位破折17.8%でした。
以降は
4位その他7.6%
5位埋伏歯5.0%
6位矯正1.9%となっています。
前回調査2005年は 2)
1位歯周病41.7%
2位虫歯32.3%
3位破折11.4%でした。
順位は同じですが、
歯周病と虫歯が原因である割合が減少しているのに対し、破折が原因である割合は増加しています。
次に年齢別の抜歯の原因については、
虫歯が原因の抜歯は30歳以降で減少し、80歳以降で増加した。
歯周病と破折による抜歯の割合は35歳以降で年齢とともに高くなり、
60歳以降でほぼ一定になったそうです。
ちなみに前回と今回で、抜歯を受けた患者さんの年代別割合の変化を2つの調査を比較して独自に計算すると、
10代 2.1%→1.8%
20代 10.9%%→9.1%
30代 10.4%→8.3%
40代 11.2%→10.7%
50代 22.2%→14.2% 減少
60代 23.5%→22.1%
70代 15.4%→21.7% 増加
80代 4.1%→11.7%増加
となっています。
次に歯の神経のある、なしでの抜歯原因の違いについては、
神経がある歯では歯周病が最も多くついで齲蝕、次に埋伏歯。
神経がない歯では、虫歯と歯周病が同じくらいで、次に破折がきていました。
神経がある歯に比較し神経がない歯では破折の割合が顕著に多かったと述べられています。
そして、年齢別に歯の神経の状態と抜歯との関係を見ると、
年齢が上がるにつれて抜歯をした歯のうち、神経がない歯の割合が増えていました。
まとめると
①抜歯の原因として破折の割合がまあまあ多く、
有名な虫歯や歯周病に次いでいる。
②年齢が上がると破折による抜歯が増える傾向にある
③神経がある歯に比べ、ない歯では破折による抜歯の割合が増える。
ということ言えるのではないかと思います。
長きに渡り、十分な数の歯を残していくためには、
”破折防止”に取り組んでいく必要があります。
虫歯や歯周病対策だけではなく。
神経を取らずに済むようにしていくこと、
そして力のコントロールをしていくことが重要です。
1)「第2回 永久歯の抜歯原因調査 報告書」平成30(2018)年11月 公益財団法人 8020推進財団
2)「永久歯の抜歯原因調査報告書」 平成17年3月 財団法人 8020推進財団![]()
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またコンピューターガイドシステムによる安全で正確なインプラント治療も提供。
口腔外科歯科医師も院内で委託診療を行っています。
矯正専門の副院長と
予防、虫歯治療、歯周病治療、顕微鏡治療からインプラント・入れ歯まで
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担当衛生士と歯科医師が協力して、予防歯科・歯周病治療を進めて行きます。
細菌検査・唾液検査・食生活検査・各種検査を元に現状をしっかり把握し適切な治療計画を立案
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