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歯周病を治す⑥

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院長の花沢です。

 

シソウノウロウ(歯槽膿漏)の正式名称は、

歯周病です。

歯周病には大きく分けて

歯肉炎と歯周炎があります。

歯肉炎は読んで字の如く

歯肉(歯ぐき)の炎症です。

炎症とは”腫れ”のことです。

歯周炎は歯ぐきとさらにその下の

あごの骨、骨と歯をつなぐじん帯にまで及ぶ炎症です。

一般的な歯肉炎の段階では、痛みがなく、歯が揺れたりしません。

ただ、口臭がある、はぐきがうずくような嫌な感じがする、歯ブラシの時に出血がある。

などの問題が起こります。それから、実は全身の健康状態にも影響があります。

ただし、いてもたってもいられないような状況になることはあまりないので、

そのまま放置されてしまうことが多いようです。

ところがその状態が長く続くと、歯肉炎から歯周炎に移行します。

そうすると、痛みがでたり、歯がぐらぐらしてきたり、明らかな不快症状がでてきます。

歯肉炎は、歯科でのクリーニングや、歯ブラシ方法を改善することにより、短期間で治せることが多いですが、

一旦歯周炎に移行して進行してしまうと、治すのには、手間と時間とお金がかかり、しかも元の状態には完全に戻らないことが多くあります。

歯肉炎の段階で、出血や匂いにご自身で気付く、あるいは、歯科での定期健診で発見し、歯周炎に以降する前段階で進行を食い止めることが重要です。

ちなみに、歯ぐきから出血がある時に、怖がって歯磨きをやめてしまう方が結構いらっしゃいます。

怪我が原因の出血であれば、それでも良いのですが、歯肉炎による出血の場合、歯ブラシのストップは逆効果です。

そのあたりの判別も、難しいところかと思います。

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